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ご  挨  拶
  
  
      
   激動の世の中、企業力強化のツールの一つとして、IT技術の活用が必要不可欠となっていますが、このIT技術を上手にそして効果的に利用するためには、それ相応の費用負担が必要になります。小中規模企業にとっては厳しい費用負担であり、従ってどうしても費用を抑えた不完全な形でのIT技術の利用形態になってしまうケースが多くみられます。
 例えば、根本的な業務改革を進めていくためには、本来なら現状業務分析からスタートして世の中の動向を見つつ会社としての将来イメージを策定し、そしてその全体構想を元にシステム化計画に結び付けていくといった最上流工程をしっかりと実践し、次工程のシステム設計・開発工程につなげていくことが、IT技術の有効な活用に結びつくことになります。現実は、その上流工程のコンサルティングフィーに結構な費用負担を強いられることになるため、この重要な工程を省くケースが多く見られます。

 すなわち、このようなアプローチを実践していくための時間と費用がなかなか捻出できないというのが、ほとんどの小中規模企業の悩みの種かと思います。

 そのような状況の中、わたくどもは、歴史ある大手IT企業で30年近く培ったノウハウをもとに、リーズナブルな費用で、その企業の中に入り、そして企業メンバーの一人として問題解決に当たっていく心構えでお手伝いをさせて頂きたいと考えております。是非一度わたくしどもにお声をお掛け頂ければ幸いです。

 どうぞよろしくお願い致します。
 

                                   伸コンピュータシステムズ株式会社 代表取締役 松崎伸司
 
     
   これ以降私見になりますが、わたくしが独立して板橋区を中心に取り組んだ仕事を通して、IT技術の現状について記載させて頂きます。
 ご興味ありましたらご一読下さい。
 
 
 
     
  <国のIT戦略から地方自治体のIT戦略の遷移>

 
平成13年1月、情報通信技術(IT)の活用により世界的規模で生じている急激かつ大幅な社会経済構造の変化に適確に対応するという名目で、内閣に「高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT戦略本部)」なるものが設置されました。そしてこれを機にe−Japan、e−Tokyo、e−・・・・と、各都道府県以下市町村に至るまで、高度情報通信ネットワーク社会の形成に向けての諸施策が提示され実践されてきました。
 それに伴って、ネットワークインフラ技術が確立され、インターネット技術の発展及びブロードバンド技術の定着が図られたことにより、大容量データ通信が可能となり、結果的に画像・映像の配信が容易になりました。そのお陰でIT戦略の効果が一般市民までに浸透し、底辺拡大につながったのは事実かと思います。そして、今やIT技術なしでは企業改革もできない程IT技術が重要な要素になってきています。

<IT戦略への誤解>

 
しかし、小中規模企業に目を向けてみると、まだまだこれらの恩恵を受けているとは到底思えない状況にあります。確かにインターネット技術を駆使して、必要な情報を瞬時に正確な形で入手できたり、インターネット通販技術を使って店舗無しで自社商品を販売できるようになったという事実もあります。
 ところが、まだまだこのIT技術をどのように活用したら良いのか、と悩みに悩みぬいている小中規模企業はたくさん存在します。それどころか、悩むまでにも到達していないIT技術とは無縁の企業も数多く存在しているのも事実です。
 すなわち世の中のIT戦略が、結果的に大企業優先で進んだたために、一部の小中規模企業にとっては遠い存在になっていると思われます。


 
それは何が原因か。

 当時、丁度私が独立した頃になりますが、地元板橋区では、e−ItabashiというキーワードでIT戦略についての議論がされていましたが、内容は主にブロードバンド技術の定着化が中心でした。画像・映像等の大容量のデータを速く通信できる技術が確立できることにより、小中規模企業から一般庶民の方々へIT技術がどんどん浸透していくという理論だったかと思います。その頃の板橋区内でのセミナー及び産業展では、『ブロードバンド』、『インターネット』という言葉であふれていました。
 e−Itabashiというキーワードは一体なんだったのか。世の中の流れはネットワークインフラの整備だけでIT技術の有効活用ができるという誤解があったような気がします。これはあくまでIT技術を活用する前の条件が揃っただけで、これらの整備されたインフラをどのように利用し活用するのかをきちんと議論できる人が不足したまま、e−Japan、e−Tokyo、e−・・・のキーワードだけが一人歩きしたためと思われます。
 現在に至っても、パソコンの使い方を良く知っている人、また、ホームページのデザインができコンテンツを開発できる人が、IT技術者と誤解している方々が多々いらっしゃいます。

<本来のIT技術を浸透させたい>

 本来IT技術を使うということは、人が行うことをよりスピーディに確実にこなすためのツール(道具)であるコンピュータを取り巻く技術を、いかに自分達の環境に合わせて使いこなすことができるかどうかが重要なポイントであると考えます。そのためには、今何をしたいのか、何が困っているのか、現状をしっかりと見極めてから使うことが大切になります。

 極端な話、パソコンだけの世界でも、システム分析・設計・開発技術、またネットワークに始まるインフラ適用技術等を駆使することによって、小中規模企業にとっては重要なシステム構築も可能で、例えば、制約付にはなりますがデータの共有機能を使って、小規模ながらサーバーベースでのデータベースシステムの真似事も可能になり、業務効率の向上を図ることもできます。また世の中に出回っている無償のオープンソフトを使ってシステムの運用管理も可能な状況になってきています。例えば、夜間バッチ処理の確立とそれらのスケジューリング制御等も可能です。但し、前述のようにパソコンの使い方を良く知っているというだけでは、実現は難しいと思われます。

 例えば、パソコンの世界では代表的なソフトウェアであるExcelでも、上流工程をしっかりと実践してから、そのプログラム機能(Excelマクロ)を使うことによって、小規模向けのデータエントリー機能、帳票出力機能等を構築することもできます。なお、中規模・大規模システムでは、特に基幹システムとエンドユーザとのつなぎとしてExcelが多く使われているようです。


 ただ、一部には、−「Excel」を完全にシステム化してしまうと「Excel」の持ち味だった柔軟性(カスタマイズ性)がなくなってしまうというデメリットがある − という見方をしている方々もおりますが、これは以前流行ったエンドユーザコンピューティングという、利用者が自分の好きな形にデータを加工して利用することに、主としてExcelが使われていた時代の名残であり、現在では、エンドユーザコンピューティングのツールだけでなく、それを一歩踏み出して、基幹系システムで見られる定型的な処理でも利用されるようになっているということです。


 このように、Excelのようなポピュラーなツールでも、簡単なシステムを構築ができる環境は十分整ってきていますが、繰り返しになりますが、ここで大切なことは、企業として何をしたいのか、どのような方向に持っていきたいのか、といった企業としての目標をしっかり見据えた形で、きちんと上流工程を固めてからIT技術を導入することが非常に重要になると思います。

− 是非ご連絡下さい −

 以上、これまで述べてきました考えをベースに本来のIT技術を小中規模企業に定着させるべく、わたくしどもは微力ながら皆様のお手伝いをさせて頂きたいと考えております。
 是非共感を頂いた方はご連絡頂ければ幸いに存じます。